生理の周期が安定しないと、「このままで大丈夫かな」「体質を整えたほうがいいのかな」と不安になることがありますよね。
私自身も以前、生理不順に悩んでいた時期がありました。
そのときに意識したのは、特別な健康法を一気に始めることではなく、毎日の暮らしの中で体を冷やさない工夫を少しずつ増やすことでした。
今回は、スタッフの養生ノートとして、私が生理不順を整えたいと思ったときに実際に見直したことをご紹介します。

生理不順と「冷え」の関係
東洋医学では、女性の体は「血」のめぐりと深く関わっていると考えます。
生理は子宮だけで起こるものではなく、体全体のめぐり、冷え、胃腸の働き、睡眠、ストレスなど、さまざまな要素とつながっています。
特に「冷え」は、めぐりを滞らせやすいもののひとつです。
手足が冷えやすい、お腹を触ると冷たい、疲れやすい、朝が苦手。そんなサインがある方は、まず体を冷やしすぎない養生から始めてみるのもよいかもしれません。
もちろん、生理不順には婦人科的な原因が隠れていることもあります。気になる状態が続く場合は、婦人科での検査も大切にしながら、日々の養生を取り入れていくことが大切です。
氷入りの水をやめて、お白湯を持ち歩くように
まず見直したのは、冷たい飲み物です。
日本では飲食店に入ると、氷入りのお水が出てくることが多いですよね。以前の私は特に気にせず飲んでいましたが、生理不順が気になり始めてからは、できるだけ氷なしでお願いするようにしました。
外出時には、お白湯を持ち歩くことも増えました。
最初は少し面倒に感じましたが、温かいものをこまめに飲むと、お腹のあたりがほっとゆるむ感じがありました。
冷たい飲み物を完全にやめる必要はありません。
ただ、毎日の積み重ねとして「氷を抜いてもらう」「常温や温かい飲み物を選ぶ」だけでも、体を冷やしすぎない工夫になります。
生理不順の養生は、大きなことを始めるよりも、こうした小さな選択を重ねることが続けやすいと感じています。
湯船に浸かる日を増やした
次に意識したのが、湯船に浸かることです。
忙しい日や疲れている日は、シャワーだけで済ませたくなることもあります。私も毎日湯船に入るのは難しかったので、まずは「週の半分は湯船に浸かる」ことを目標にしました。
湯船に浸かると、足先までじんわり温まり、呼吸も深くなります。
東洋医学では、体のめぐりを整えるうえで、冷えをため込まないことが大切だと考えます。入浴は、特別な道具がなくても始められる身近な養生です。
ポイントは、完璧を目指さないことでした。
「毎日入れなかったからダメ」ではなく、「今日は入れたからよし」と思うくらいが、私には合っていました。
体質改善というと、何かを厳しく続けなければいけないように感じるかもしれません。けれど、無理なく続けられる形にすることも、体を整えるうえでは大切だと思います。
足首とお腹を出す服をやめた
服装も見直しました。
以前は、足首が出る服や、お腹まわりが冷えやすい服を着ることもありましたが、生理不順が気になってからは、足首とお腹を冷やさないように意識しました。
東洋医学では、足首まわりには婦人科系と関わりが深いとされるツボがあると考えられています。冷房の効いた室内や季節の変わり目は、自分で思っている以上に足元が冷えていることもあります。
靴下を履く、レッグウォーマーを使う、腹巻きを取り入れる。
どれも小さなことですが、体を守っている感覚がありました。
おしゃれを我慢するというより、「冷やさない選び方をする」イメージです。自分の体にやさしい服装を選ぶことも、日々の養生のひとつだと感じています。
朝ごはんをパン・フルーツ・ヨーグルトからご飯へ
食事で大きく見直したのは、朝ごはんでした。
以前の私は、パン、フルーツ、ヨーグルトのような朝食をよく食べていました。手軽で食べやすく、忙しい朝には助かるメニューです。
けれどあるとき院長から、こんなふうに言われました。
「パンやフルーツ、ヨーグルトは、もともと西洋の食文化に近いもの。あなたは日本人でしょう。日本人の体には、お米を中心にした食事のほうが合いやすいこともありますよ。体質によっては、そうした朝食が体を冷やしやすい場合もあるんです」
その言葉を聞いて、私は朝食を見直してみることにしました。
パンやヨーグルトが悪いということではありません。
ただ、私の場合は、朝に冷たいものや軽いものを食べると、体が温まりにくかったのかもしれません。
それからは、朝はご飯を中心にするようにしました。
ご飯と味噌汁、卵、納豆、温かい汁物など、特別なものではありません。しっかり作り込むというより、「温かいものを入れる」「お腹にたまるものを食べる」ことを意識しました。

東洋医学では、胃腸は体のエネルギーや血をつくる土台と考えます。
朝に体を冷やしやすい食事が続くと、体質によっては冷えやだるさ、めぐりの滞りにつながることもあります。
朝ごはんをご飯中心に変えてから、少しずつ体の内側から温まりやすくなったように感じました。
生理不順を整える養生として、私にとって「朝に何を食べるか」は、とても大切な見直しポイントでした。
体質改善は「小さく続ける」ことから
生理不順を整えたいと思うと、つい何か特別な改善方法を探したくなります。
でも、私にとって大きかったのは、毎日の中で体を冷やさない選択を少しずつ増やしたことでした。
- 氷なしの飲み物を選ぶ
- お白湯を持ち歩く
- 湯船に浸かる日を増やす
- 足首やお腹を冷やさない
- 朝ごはんを温かいご飯にする
どれもすぐに劇的な変化を起こすものではありません。
けれど続けるうちに、「体を大切に扱えている」という安心感が生まれました。その安心感も、体を整えるうえで大切だったように思います。
体質改善は、今の自分を否定することではありません。
「私の体はどうしたら楽になるかな」と、少しずつ見直していくこと。その積み重ねが、体のリズムを整える土台になっていくのだと感じています。
まとめ
生理不順に悩んでいたとき、私が見直したのは特別なことではなく、日々の冷え対策や食事、入浴、服装でした。
- 冷たい飲み物を控えること
- 湯船に浸かること
- 足首やお腹を冷やさないこと
- 朝ごはんをお米中心に変えること
どれも小さな養生ですが、続けることで体の声に気づきやすくなりました。
生理のリズムは、体からの大切なサインです。
思い通りに整わないときも、自分を責める必要はありません。今の体の状態を知り、できることから少しずつ整えていく視点を大切にしてみてください。
生理不順が続くときは、生活習慣だけでなく、冷え、胃腸の弱り、ストレス、睡眠、体質などが関係していることもあります。
東洋一心堂では、お一人おひとりのお話を伺いながら、今の体に合った養生やケアを一緒に考えていきます。
「何から始めたらいいかわからない」「自分の体質を知りたい」と感じている方も、一人で抱え込まず、どうぞお気軽にご相談ください。